伴野内科クリニック
 
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内視鏡
 
  以前は胃の検査をする内視鏡を胃カメラといっていましたが、今では「内視鏡」という言葉もかなり一般的に使用されるようになりました。内視鏡は直接患部を見ることができるために、他の検査機器より、疾患の発見の精度も高く、ここ数年だけでも機器の精度、医師の技術もかなり進歩しています。
日本人は世界的にみて、消化器のがん患者が非常に多いといわれています。そして、消化管癌の予防・治療にたいへん効果的な医療が内視鏡です。
伴野院長は日本消化器内視鏡学会専門医として東京女子医科大消化器病センター外科から榊原厚生新宿NSビルクリニック院長時代から多くの検査を行っています。
内視鏡とは
 
  内視鏡とは、ファイバースコープや先端にCCD(固体撮影素子)を搭載した電子スコープを用いて、直接、消化器粘膜を観察する検査機器です。CCDからの画像は、色や形態が鮮明に映し出されるので、病巣(びょうそう)部を直接、細かく観察できることが大きな特徴です。病巣の位置や大きさだけでなく、病巣の拡がりや表面の形状、色調などから、病巣の数や進行度合も判断できます。
また、内視鏡は、直接細胞を採り、病理検査ができるため、病気の判定に役立っています。
内視鏡検査は早期胃がんの発見に大きく貢献しています。内視鏡での胃集団検診により発見されるがんの中で約60%は早期がんという成績も報告されています。お腹を切らない、内視鏡による手術も多くなってきました。CCDの性能だけでなく、メスなどの操作機器の性能も進歩しています。
食堂〜胃〜十二指腸(上部)の検査
 
 
口や鼻から挿入する上部内視鏡は食道~胃~十二指腸の検査が可能です。逆流性食道炎、胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃ガン、ポリープ、食道静脈瘤、食道ガンなどの疾患の発見に効果があります。レントゲンやバリウム検査で発見されない病巣を内視鏡で発見できたという例はたいへん多いです。
経鼻内視鏡検査
当院で、鼻から入れる上部消化管内視鏡(経鼻胃内視鏡)を導入しました。
一般的に行われている口からの内視鏡検査では、のどの奥にある舌根にスコープが接触することがあるため、咽頭反射(オエッとなる)があり、苦痛に感じる場合がありました。これに対して鼻から挿入する内視鏡検査では、スコープが舌根部に触れることがないので、不快感をほとんど感じることなく、検査を受けられます。スコープは従来の半分、5.9mmの細さです。数年前に開発された経鼻内視鏡ですが、研究開発が進み、現在では、小さいカメラでも病変の発見率も従来と変わらないようになりました。鼻に適したしなやかさで無理なく挿入でき、鼻腔内には麻酔剤を塗布するため鼻の痛みもほとんどありません。また、検査中は医師と会話することができるため、モニターに映し出される自分の胃の映像を見て質問をることができます。
経鼻内視鏡検査の手順
経鼻内視鏡検査とほとんど同じです。咽頭反射がご心配の方は、少量の眠くなる薬(鎮静剤)を使用することが可能です。ご遠慮なくご相談ください。
旅行者血栓症の予防
 
 
大腸の検査として区民健診などで広く行われている検便は、安易にできるため頻繁に行うことができますが、早期の大腸ガンに関しての発見率はあまり高くありません。また、レントゲン検査(注腸)も、隆起していない平坦な大腸ガンを発見しにくいといわれています。大腸の場合も患部を直接見ることのできる内視鏡(肛門から挿入)は疾患(大腸炎、大腸ガン、ポリープ、直腸潰瘍、リンパ腫など)の発見に大変効果があります。特にガン検診では、平坦型大腸がんの発見率も高く、治療(ポリープ切除)も同時に完結する内視鏡が現代の大腸がん検診の主役になっています。実際の検査では、多くの症例を手掛けている伴野院長が担当しますので、痛みや不快感がほとんどありません。たくさんの下剤を飲んで苦しかったという方もありますが、当院では検査用に排便がスムーズになる食事セット(前日4食分)と下剤をお渡ししますので、ご自宅で安心して腸内をきれいにすることができます。
大腸内視鏡検査の手順