伴野内科クリニック
 
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インフルエンザ
 
  インフルエンザとは、インフルエンザウイルスが原因の感染症で、最悪の場合は死に至ることもある病気です。高齢者や呼吸器系や心臓に持病を抱えている方がかかると肺炎を併発したり、持病を悪化させたりすることがあります。幼児の場合は、脳炎や脳症を併発することがあります。
近年、新型インフルエンザの出現を予想するニュースが多いですが、抗体を持った人がいない新型の場合は、世界で爆発的に流行するとされています。できるだけインフルエンザにかからない方法、症状を軽く抑える方法、インフルエンザにかかってしまった時の対処方法を知っておくことは、とても大切です。
インフルエンザの症状
 
  インフルエンザの発症は他の風邪と違って突然、悪寒と38-40度の熱が出て、頭痛腰痛、関節や筋肉の痛み、全身倦怠感などの症状が現れます。普通の風邪の場合は先に喉、咳、鼻水などの症状がでますが、これらの症状はインフルエンザでは熱や悪寒の後から現れることが多いです。ただ、個人差がありますので、インフル エンザの流行時は、急な発熱だけでも疑った方がいいでしょう。また、インフルエンザウイルスは大きく分けて、A型・B型の2種類があります。A型に感染した後にB型にも感染してしまうということもあります。
インフルエンザの予防
 
 
予防接種
●接種時期 流行期をむかえる前の11月頃

●費  用 インフルエンザの予防接種は自己負担となります。
1回の接種費用=大人2,835円(消費税含む)

●予防接種を受けることができない人
面談にて医師が判断しますが、下記の症状の方には接種できません。
1. 明らかに発熱のある方
2. 急性の疾患にかかっている方
3. 以前に予防接種によって、アレルギー反応を起したことがある方。
日常生活での予防
日常生活でのちょっとした注意の予防効果も非常に重要です。

●流行期には人ごみを避ける
外出時はなるべくマスクをつけるようにしましょう。喉や鼻の中の湿度を保つこともできます。

●外出後は、うがい、手洗いをする
うがい、念入りな手洗いはたいへん効果があります。

●室内の湿度を保つ
インフルエンザウイルスは乾燥した状態を好むので、加湿器などで部屋の湿度を保ちましょう。

●体力を保つ
バランスのとれた食事、十分な睡眠をとりましょう。
インフルエンザの治療
 
 
幼児、高齢者、呼吸器系や心臓に持病を抱えている方は、すぐに医療機関で診療を受けてください。インフル エンザの型によって治療法が異なります。インフルエンザが流行する冬季には、インフルエンザ以外の感染症も流行します。的確な診療のためには、インフルエンザの検査が必要です。現在は15分程度で結果のでる検査があります。しかし、感染から間も無いと陰性となる場合もあります。 
抗ウイルス薬
抗ウイルス薬は体内でインフルエンザウイルスの増殖を抑える薬で、病気の期間と症状を軽減する効果があります。抗生物質ではありません。ウイルスの型に合った薬が処方されます。
対症療法
原因を断つのでなく、症状を緩和する療法です。発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などに解熱鎮痛剤、鼻水、くしゃみに抗ヒスタミン剤、咳、痰に鎮咳去痰剤が用いられます。しかし、これらの症状は身体からインフルエンザウイルスを追い出し治そうとする、身体の自然な反応ですので、薬で無理に抑えてしまうとかえって治りが遅くなってしまうこともあります。アセトアミノフェン以外の解熱鎮痛剤を使用するとまれに、合併症を併発することもあります。自己判断で薬は服用せず、医師の指示に従ってください。
できるだけ安静にし、十分な睡眠が必要です。また、家族の方への感染を防ぐために、室内の湿度を50〜60%に保つように心がけてください。また、水分を十分に補ってあげることで脱水症状を予防しましょう。
鳥インフルエンザについて
 
 
2006年1月の段階で、鳥インフルエンザの人から人への感染は確認されていません。鳥から人への感染は報告されていますが、鳥との密接な接触の場合ばかりです。一番心配されているのは、その鳥インフルエンザが新型に変異し、人から人へ感染する新型が発生し流行することです。厚生省は、2006年の10月に「新型インフルエンザ対策推進本部」を設置しました。新型なので、抵抗力(免疫)を持っている人がいないということになります。また、発生してすぐにはワクチンが間に合いませんので、発生したら、急速に流行し、日本では最大で2500万人の患者数が予想され、死者が多数出てしまう可能性は高いのです。 
新型インフルエンザが発生したら

●予防接種
従来の予防接種は効きません。しかし、他の型のインフルエンザにかかっている状態で新型ウイルスに感染すると、悪化する可能性が高くなりますから、インフルエンザ予防接種を毎年しておくことは大切です。

●日常生活
上記の従来のインフルエンザ対策を徹底することが大切です。家族全員で、念入りなうがい、手洗いをすることだけで、命を救っていることになるかもしれません。

●情報収集
流行が始まったら、どこで流行しているのか、ワクチンはどうなっているかなど、最新情報を把握し、危険を回避し、効果的な対策を知ることが重要になります。ただ、こういう時期は、「間違ったうわさ」も多いので気 をつけなくてはいけません。

新型は、従来型より重症になる可能性が高いです。 万一、流行時に急な発熱などがあった場合は、すぐに医療機関で受診してください。