 |
 |
 |
インフルエンザとは、インフルエンザウイルスが原因の感染症で、最悪の場合は死に至ることもある病気です。高齢者や呼吸器系や心臓に持病を抱えている方がかかると肺炎を併発したり、持病を悪化させたりすることがあります。幼児の場合は、脳炎や脳症を併発することがあります。
近年、新型インフルエンザの出現を予想するニュースが多いですが、抗体を持った人がいない新型の場合は、世界で爆発的に流行するとされています。できるだけインフルエンザにかからない方法、症状を軽く抑える方法、インフルエンザにかかってしまった時の対処方法を知っておくことは、とても大切です。 |
|
 |
 |
 |
インフルエンザの発症は他の風邪と違って突然、悪寒と38-40度の熱が出て、頭痛腰痛、関節や筋肉の痛み、全身倦怠感などの症状が現れます。普通の風邪の場合は先に喉、咳、鼻水などの症状がでますが、これらの症状はインフルエンザでは熱や悪寒の後から現れることが多いです。ただ、個人差がありますので、インフル
エンザの流行時は、急な発熱だけでも疑った方がいいでしょう。また、インフルエンザウイルスは大きく分けて、A型・B型の2種類があります。A型に感染した後にB型にも感染してしまうということもあります。 |
|
 |
 |
 |
 |
●接種時期 流行期をむかえる前の10月頃〜
●予防接種を受けることができない人
面談にて医師が判断しますが、下記の症状の方には接種できません。
1. 明らかに発熱のある方
2. 急性の疾患にかかっている方
3. 以前に予防接種によって、アレルギー反応を起したことがある方。 |
 |
日常生活でのちょっとした注意の予防効果も非常に重要です。
●流行期には人ごみを避ける
外出時はなるべくマスクをつけるようにしましょう。喉や鼻の中の湿度を保つこともできます。
●外出後は、うがい、手洗いをする
うがい、念入りな手洗いはたいへん効果があります。
●室内の湿度を保つ
インフルエンザウイルスは乾燥した状態を好むので、加湿器などで部屋の湿度を保ちましょう。
●体力を保つ
バランスのとれた食事、十分な睡眠をとりましょう。 |
|
|
 |
 |
 |
幼児、高齢者、呼吸器系や心臓に持病を抱えている方は、すぐに医療機関で診療を受けてください。インフル エンザの型によって治療法が異なります。インフルエンザが流行する冬季には、インフルエンザ以外の感染症も流行します。的確な診療のためには、インフルエンザの検査が必要です。現在は15分程度で結果のでる検査があります。しかし、感染から間も無いと陰性となる場合もあります。 |
 |
抗ウイルス薬は体内でインフルエンザウイルスの増殖を抑える薬で、病気の期間と症状を軽減する効果があります。抗生物質ではありません。ウイルスの型に合った薬が処方されます。 |
 |
原因を断つのでなく、症状を緩和する療法です。発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などに解熱鎮痛剤、鼻水、くしゃみに抗ヒスタミン剤、咳、痰に鎮咳去痰剤が用いられます。しかし、これらの症状は身体からインフルエンザウイルスを追い出し治そうとする、身体の自然な反応ですので、薬で無理に抑えてしまうとかえって治りが遅くなってしまうこともあります。アセトアミノフェン以外の解熱鎮痛剤を使用するとまれに、合併症を併発することもあります。自己判断で薬は服用せず、医師の指示に従ってください。
できるだけ安静にし、十分な睡眠が必要です。また、家族の方への感染を防ぐために、室内の湿度を50〜60%に保つように心がけてください。また、水分を十分に補ってあげることで脱水症状を予防しましょう。 |
|
|
 |