伴野内科クリニック
 
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通風・高尿酸血症
 
  かつては食通の病気ともいわれた痛風ですが、その原因は食べ物に含まれるプリン体であることが現在わかっています。痛風患者の数はいまや国内約50万人、尿酸値が高い「痛風予備軍」は500万人ともいわれて います。「風が吹いても痛い」と言われるほどの激痛を伴う病気で、中年男性特有の病気のように思われていましたが、最近では女性や若い年齢の人たちにもみられるようになりました。名前はかなり知られている病気ですが、放っておくと命にかかわる合併症を起こす可能性が高いことは、あまり知られていません。最近はプリン体の食事指導など研究が進んでいます。当院では、東京女子医科大附属膠原病リウマチ痛風センターなどとの医療連携を行っています。
今、激痛に悩まされている方へ
 
 
その痛みの原因は通風?
最初の痛風発作(痛み)はほとんどが母趾(足の親指)の付け根の関節におきます。次に起きやすいのは、アキ レス腱のまわり、足の甲やくるぶしの関節、膝の関節などです。強く打ったり、ぶつけたりしていない。思い当たる理由がないのに、夜中に突然痛み出す。痛くて靴が履けないほどの激痛である。これまで、健康診断などで尿酸値が高いと言われた。・・・・・こういった症状の場合、痛風が疑われます。ただ、似た症状の病気も少なくありません。自己判断はせずに、早急に受診してください。痛風発作の場合は、マッサージなどは禁物です。鎮痛剤などは尿酸値を増やす作用のあるものもあります。
過去に通風発作を経験している方は
しばらく、尿酸降下薬を服用しないで発作が起きた場合は、慌てて薬を再開すると発作が悪化することがあります。尿酸降下薬を飲み続けている方は、急に増やしたり、減らしたりはしないでください。まず患部の安静が一番です。冷やしたタオルや湿布で患部を冷却します。早めに受診して適切な鎮痛法を受けるようにしましょう。
通風、高尿酸血症とは
 
  通風、高尿酸血症とは
高い尿酸値をほうっておくと…
 
  ほうっておくと
どのように治療するのでしょうか?
 
  痛風・高尿酸血症の治療法は、生活習慣の改善と薬物療法の2本立てです。 薬物療法は、痛風発作の痛みに対する対症療法と、原因療法の尿酸値のコントロールの2つに分けられます。 尿酸値のコントロールには体内で尿酸が作られることを抑制する薬剤と、尿中への尿酸排泄を促進する薬剤があります。血清尿酸値をコントロールする薬は服用をやめると、尿酸値がすぐにもとに戻ってしまうため、長期間、根気よく治療を継続することが大切です。
日常の生活で注意することは?
 
 
摂取カロリーを抑え、多種類の食品をバランスよく取り入れることが重要です。また、十分に水分をとりましょう。運動は、呼吸を整えながらゆっくり行えるウォーキング、ジョギング、水泳などの有酸素運動が効果的です。激しい運動は尿酸を増やします。

プリン体を多く含む食品を避け、アルカリ性食品などにより尿酸排泄を促進しましょう。
プリン体が多い食品
アルコールには血液中の尿酸値を増加させる働きがあります。また、尿酸のもとになるプリン体も含まれています。なかでもビールは、ほかのアルコールに比べてプリン体が極めて多く含まれていますのでできるだけ避けたほうがよいでしょう。