子どもの頃によくかかる病気の一つが水ぼうそう(水痘)です。これはウィルス性の病気で、一度発症して治ってしまうと一生感染しません。ところが、その時のウィルスは死んでしまったのではなく、長い間身体の
中の神経節に潜り込んでいたのです。このウィルスが、病気などで抵抗力が弱くなった時や疲れた時、あるいは歳をとったことにより再び活動を始めることがあります。これが帯状疱疹です。
また、上記の理由で、多くの方が発症の可能性があります。(ただし、子どもの頃に水ぼうそうにかかったとしても必ずしも帯状疱疹になるわけではありません。10人に1〜2人の確率ということです。)季節の変わり目は発症しやすい時期です。この時期は特に、栄養と睡眠を充分にとり、適度に運動を行うなど、心身の健康に気を配り体力を低下させないことが最も大切です。
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