伴野内科クリニック
 
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大腸ポリープ
 
  大腸ポリープは、40代から増えはじめ、年齢が上がるほどでできやすくなります。自覚症状がないため気づかない人が多いのですが、60歳代になると2人に1人がポリープを持っているとも言われます。また、女性に比べて男性に多くみられることも特徴です。日本では、大腸ポリープもこの20年間で増加の一途をたど っています。これは、日本人の食生活が欧米化、つまり動物性脂肪の摂取量が増加し、植物繊維の摂取量が減少したことが原因ではないかと考えられています。当院院長は東京女子医科大消化器病センター外科から榊原厚生新宿NSビルクリニック院長時代も、胃、大腸ポリープ切除術も多く手がけています。その経験から検査の必要性を痛感し、消化器系の検査設備を充実させています。
大腸ポリープとは
 
  大腸ポリープとは
種類
 
  大腸ポリープは、性質の違いによって大きく「腺腫性」「過誤腫性」「炎症性」の3つに分けられます。また、その形状の違いから分類すると「有茎性」「無茎性」などがあり、大きさも5mm以下の小さなものから3cmを越えるものまで様々です。
性質の違いによる分類
 
  性質の違いによる分類
形状の違いによる分類
 
  形状の違いによる分類
どんな症状なんですか?
 
  どんな症状なんですか?
どのように治療するのでしょうか?
 
  症状、状況により下記のような検査をして診断します。
○便潜血反応検査(検便)=血液が混入しているかどうかを化学的あるいは免疫学的に調べます。
○注腸造影検査=造影剤を利用してX線写真を撮影して診断します。
○大腸内視鏡検査=先端にレンズのついた管(内視鏡)を腸内に入れて診断します。

ポリープが発見され、それが腫瘍性のポリープであった場合は、その形や表面の性状などを調べて治療が必要かどうかを診断し、治療方針をきめます。小さなポリープであれば、その後も定期検査をしながら経過を観察することもありますが、大きなポリープの場合は内視鏡の先につけた器具で切除します。ポリープの種類によって切除方法は違います。ポリープが特別大きかったり、茎が太い場合以外は、切除しても痛みはほとんどなく、1時間ほどで終わり、そのまま帰宅できることができます。
大腸ポリープの予防
 
  大腸ポリープの原因はまだはっきりしていませんが、動物性たんぱく質や脂肪の過剰摂取、食物繊維の不足 が原因の一つだと考えられています。また、便秘によって大腸内にたまった便が発酵や腐敗を起こすと、それが腸管を刺激し、大腸がんの引き金になるとも言われています。ですから、予防のためには、そのような食生活を改善し、便秘を防ぐよう心掛けることが重要になります。
前述したように、ポリープを持っている人が非常に多い上に、症状がありません。大腸がんを未然に防ぐためにも40歳頃から3〜5年に1度は定期検査を受けたいものです。