伴野内科クリニック
 
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更年期障害
 
  更年期障害は個人差が大きく、症状も多様です。頭痛やめまいで、いろいろな病院を回ったが、原因が更年期障害であることが分かるまでに、かなりの時間がかかったという話をよく聞きます。しかし、近年更年期障害の存在が一般に知られるようになると、他の病気であるのに、更年期障害と思い込んでしまう方も増えています。更年期障害だから・・仕方がない・・・怖い病気ではない・・・という思い込みが、病気の早期発見を遅らせてしまう場合もあるのです。当院院長は消化器を中心とした幅広い診療に加え、更年期障害の研究にも力を入れています。まず、更年期障害であるかどうかの正しい判断が重要です。その上に、日進月歩である更年期障害の研究により、個々にあった適切な治療が大切なのです。
更年期障害とは
 
  更年期障害とは
どんな症状なんですか?
 
 
更年期障害として心身両面にわたる多彩な症状(不定愁訴)が見られます。
自律神経失調症
 

血管運動神経系の症状-ほてり、冷え性、熱感、発汗、寝汗、動悸、頭痛
運動器系障害の症状-腰痛、肩こり、関節痛
胃腸系障害の症状-悪心、おう吐、腹痛、便秘、下痢、腹部膨満、食欲低下
泌尿器系障害の症状-頻尿

 
精神神経系障害の症状
  イライラ、不安、不眠、記憶力減退、もの忘れ、頭痛、頭重感、めまい、耳鳴り、抑うつ、気分減退、倦怠感、しびれ、知覚過敏、鈍麻、蟻走感
 
性器系障害の症状
  膣・外陰部の萎縮、乾燥による性交障害
どのように治療するのでしょうか?
 
 
ホルモン療法
更年期障害を抑えるエストロゲンとエストロゲンの働きを抑える黄体ホルモンを用いた治療です。ホルモ ン療法は、のぼせ、異常発汗、冷え性などを伴う”血管運動神経系障害”と肩こり、腰痛、関節痛を伴う”運動器 系障害”に有効で、高齢者になると一層進むコレステロールの増加による動脈硬化や心臓の病気の発病、骨粗鬆症の予防にも有効です。
主に以下の4つのホルモン療法があります。
 
 

1、エストロゲンを定期的に服用する。
2、エストロゲンと黄体ホルモンを定期的に併用して服用する。
3、エストロゲンを持続して服用する一方、黄体ホルモンを定期的に服用する。
4、エストロゲンと黄体ホルモンを持続して服用する。(高齢者)

 
エストロゲンを長期に服用すると、子宮ガンの発生率が高まり、エストロゲンと黄体ホルモンを長期に併用して服用すると、乳ガン、心臓発作、脳卒中、肺血栓症の発生率が高まるという報告があるので、服用期間や休薬期間の管理などの専門的な注意と適切な検査が大切です。 子宮ガン、乳ガンにかかっている人、肝障害を持っている人、糖尿病で薬を使っている人、血栓のできやすい人はホルモン療法は行われません。
 
非ホルモン療法
非ホルモン療法には、薬物療法とカウンセリング(心理療法)があります。 薬物療法は、頭痛、不安、イライラ、不眠、うつ状態、手足のしびれ、知覚感覚の鈍麻、蟻が身体をはうような感じ(蟻走感)などに見られる”精神神経障害”に有効な抗うつ剤や自律神経調節剤などがあります。 当院では副作用のほとんどないプラセンタ療法も行っています。人の胎盤を原料(昔から漢方薬などでも用いられています。)として、厳密な検査と製造方法により作られた、厚生労働省から認可された薬です。当院では筋肉もしくは皮下注射治療となります。詳しくはプラセンタ療法の項をごらん下さい。
一部、日本医師会より